2016/08/01

SONY サイバーショット RX100IV レビュー

SONY サイバーショット RX100IV
SONY サイバーショット RX100IV
SONYは超高価格帯のコンデジを出しているのでフラッグシップ機とは言えませんが、ハイレンジのコンデジRX100IV。RX100シリーズは好評なようで、本機は2015年に発売された4代目。よくぞこのサイズのカメラにここまで詰め込んだという内容をレビュー!


■外見

サイバーショットRX100外観
このサイズに有機ELファインダーとストロボも内蔵
歴代RX100シリーズは一貫してこのスタイルを維持しています、1.0型受像素子を搭載、開放f値1.8の明るいレンズ。2代目からは液晶にチルト機構を搭載。怖いからやらないですけど、ポケットに入るサイズでこの機能、性能は恐れ入ります。

■ここがイイ!

広角24mm、開放f値1.8の明るいレンズ


f1.8開放写真サンプル
1.8の絞りだとこういう写真も簡単に撮れる
ワイド端でも開放f値2.8なのでレンズは高性能です。24-70mm f1.8-2.8なんて一眼用レンズだったらいくらになるんでしょう…恐ろしい(笑)上の写真は実はテーブルの上にカメラを置いてシャッターを切っただけですが、被写界深度が浅いのでうまい具合に背景の夜景がボケて雰囲気が出ているんですね。明るいレンズ◎!

広角でも歪まない
RX100IV撮って出し画像
RX100撮って出し画像 24mm
さすがにカメラとして24mm程度で歪んでちゃ問題ではあるんですが、コンパクトカメラでこの解像度で明るいレンズは文句ないです。※カラーモードはナチュラルで撮影 絞り優先で開放1.8

180度動くチルト機構搭載の液晶

いろいろなアングルで撮影を可能にしてくれる液晶です、タッチ操作には対応していませんが、操作UIが非常に優秀なので、問題ありません。スマホに慣れ過ぎていると液晶触りたくなりますけど…。

機能をダウンロードして追加できる

Play Memories Camera Apps画面
アプリの一覧(PlayMemories Camera Appsサイトより)

Wi-Fi接続の環境があればカメラ単体で、PCに接続できればPCでカメラの機能をダウンロードしてカメラに追加できます。有料の物が多いですが、高くても1,000円程度なので、新機能を追加できると思えば買いなおすよりも圧倒的に安いですね。製品寿命を長くする一つの手法だと思います。

スマホと接続でもっと活用できる

スマホのタッチ操作でAFポイントを瞬時に切り替えたり、パラメーターを直感的に切り替えたりと、接続までが少しもたつきますが、いろいろと便利です。リモコンの代わりにも使えますんで、セルフィースティックの先にカメラを取り付けて、カメラ本体の液晶でアングル確認が難しいなんて時はスマホを使って手元で確認が便利です。SONYのデジカメ製品は全て同一のApp、PlayMemories Mobileを使うのでSONY製品で統一するといろいろとメリットを享受できます。例えばWi-Fi接続で写真をカメラからスマホに転送して、その場でSNSにアップロード、または友人に配布など可能です。

アクションカム用リモコンで操作可能

RX100のホームページ等では触れられていないんですけど、マルチカメラ対応はしていませんが、ズーム操作とシャッター操作、そして再生がアクションカム用リモコンで操作可能です。RM-LVR2で動作確認しています。リモコンは晴天の下でも視認性が高いので、モニタとして使うならスマホよりもオススメです。ただし簡易操作になってしまうので注意。セッティングを完全に決めてあってあとはズームの操作とシャッター操作(録画開始/停止)程度であればリモコンも◎。

4K動画が撮影可能

コンデジでも4Kです。普段仕事で使っているビデオカメラはHDまでしか撮影できません(汗)小型のジンバルとかあるとさらに活用できそうです。4Kなので編集して最後はフルHDで出力という場合にかなりトリミングしても画質に余裕があるのがメリット。PCで見たりすることが多いと思うんですよ。撮影した動画って。YouTubeとかにアップロードしたりして。そんな時まだまだ4Kって需要少ないんで、現時点での4Kで撮影するメリットってトリミングできる事だと思ってます。アクションカムのように超ワイドでなくても歪みの少ない4K画像がお手軽に録れるのは◎!

電源オンから2秒程度で撮影可能

一昔前のコンデジは電源オンから撮影可能になるまでが長くて、いざ撮ろうと思った時に間に合わなかったりしましたが、このカメラはだいたい2秒くらいで撮影が可能です。

■ここがダメ!

4K動画の撮影時間が5分

発熱の問題とかキャッシュメモリの問題とかもあるとは思いますがもう少し長くして欲しかった。アクションカムより歪みの少ないレンズで4Kは使い勝手いいんです。

NFCでのスマホとの接続が面倒

NFC設定でスマートリモコンを起動するようにすることで、タッチ操作でスマホから操作が可能になります。このあとスマホ側でアプリを終了、カメラの電源オフとするのが普通だと思うのですが、こうするとその次に普通にカメラだけを起動すると、スマートリモコンも一緒に起動してきてしまい、カメラのアプリを終了しないとカメラ単体で撮影が出来ないのです。ここは引き継がずに通常撮影状態で起動してきて欲しかった…。

■まとめ

このRX100シリーズは世代が進んでも前のモデルもまだ販売している珍しいタイプのカメラです。量産効果でコストを下げているから一定数製造していて在庫が残っているだけかもしれませんが、機能だけでなく、受像素子も進化してるので悩ましいところですが、予算と相談して過去のモデルに手を出してみるのもあり? 個人的には世界ナンバーワンシェアを誇るソニーの受像素子の最新モデルが搭載されているのでやはりRX100IVをオススメしたいと思います。

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