2016/08/15

アクションカム比較 SONY vs GoPro 動画編


SONYとGoPro、どっちのアクションカムも手元にあるんだから、これは比較してそれぞれの使いどころとか知っておいて損はしないだろうという事で比較します!今回は動画での比較!


■比較する機種

  • SONY FDR-X3000
  • GoPro HERO session
注:FDR-X3000は光学手ぶれ補正をStandardで、カラーモードはナチュラル、GoPro HERO sessionのカラーモードはProtuneをオンにしてフラットで撮影。

■手ぶれ補正

FDR-X3000(以下X3000)は、風景に合わせて光学手ぶれ補正が効いてしまっているために、同時に写っている車のダッシュボードが激しく揺れています。逆にGoPro HERO Session(以下Session)は手ぶれ補正がないために、受像素子が受けた映像をそのまま素直に動画にしています。風景だけに焦点を当てればX3000の方が揺れの少ない素直な映像なのですが、全体としてみるとSessionの方が素直な絵を吐き出しているように思います。X3000はドライバーの視線に近く、Sessionは車載カメラといった感じでしょうか。手ぶれ補正の影響なのか、カメラをしっかりと水平な場所に置かないとX3000は映像が少し傾いてしまいます。

■色について

X3000はやや青みがかった色に、sessionは忠実な色になっています。

■ディティールについて

ディティールというかダイナミックレンジに関して、X3000の方が広いです。雲のディティールがしっかりと残っています。逆にSessionはやや飛んでしまっています。静止画と同様sessionはノイズリダクションが強く働いているのかディティールが若干損なわれてしまっています。

■歪みについて

静止画ではX3000が圧勝だった歪みのなさですが、動画になるとほぼ変わりません、sessionの方が周辺の歪みは少ないかもしれません。

■リモートでの操作性

GoProアプリ撮影時の画面
GoProアプリでは撮影時に確認ができない

X3000はソニーアクションカム用のリモコン、スマホでの操作、どちらでも撮影中に映像を確認できます。一方でスマホのアプリしか確認していませんが、sessionは撮影時に画面がブラックアウトして一切確認ができなくなります。リモートでの操作性はX3000が圧倒的に◎!

■まとめ

sessionはセッティングをほとんどいじる事なく、どんなシーンでも使えます。一方、X3000は搭載している物体(車や自転車や人体)が映らなければ、非常に安定した絵が映るのですが、搭載している物体と風景が同時に映り込んでいる場合は、注意が必要です。風景はピタっと止まりながらも、カメラを搭載している物体が大きく動いてしまいます。

カメラを搭載した物体と風景が同時に映る場合
X3000は手ぶれ補正をオフにすればsessionと似たような絵を録ることが出来ます。また手ぶれ補正をオンにすると風景をしっかりと映しつつ、カメラを搭載した物体の揺れを映せるので臨場感がある映像を撮影できます。

風景のみ映る場合
X3000は手ぶれ補正の恩恵で、安定した絵を録ることが可能。Sessionはカメラの揺れが動画に反映されるのでやや揺れる映像になります。安定した絵をとるか臨場感をとるかで選択が分かれるでしょう。しかし手ぶれ補正をオフにすればsessionと同等になるので、手間さえ惜しまなければX3000でも問題ありません。

色味がX3000はオートホワイトバランスだと青味がかる様なので、AWBではなく、手動で設定しないとなりません。GoProはフラットに設定してやればそれなりに忠実な色で録画できます。お手軽さではsessionなのですが、ディティールが損なわれているので、設定を都度いじれるのであればX3000、お手軽に臨場感のあるムービーを録りたいのであればsessionをオススメ!

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