2016/09/04

生活のログを取ろう SONY SmartBand2 SWR12 レビュー

SONY SmartBand2 SWR12

ポケモンGoのおかげで毎日歩く距離が増えている今日この頃。僕はと言えば、今年になってからSONYのSmartBand2というライフロガーを身につけているので、そのレビューですっ!

■外見

SONY SmartBand2 SWR12 センサーユニット
センサーユニット
SONY SmartBand2 SWR12 ベルト
ベルトはバックル部以外は全て軟質樹脂製
シリコンのバンドに埋め込む形でライフロガーのセンサー部を手首に押し付けて固定します。一見するとシリコンブレスレッドみたいな感じ。

これを使う前は腕時計をしていたので、うっかり何も表示されないSmartBandを見てしまうこともいまだにあります。時計機能が搭載されたSmartWatchも存在するのでそっちにしておけばよかったかも…(汗)

これを購入した時は、寝ている時にどれだけ深い睡眠がとれているのかとかを知りたかったというのが主な目的だったので、時計機能まではあまり気にしていなかったのです。

■何が出来る?

  • 歩数のカウント
  • 睡眠時の状態把握
  • 心拍数計測
  • 通知の受信
  • メディアプレイヤーの操作
  • 目覚まし

歩数のカウント

歩数の表示
歩数のカウントはいわゆる万歩計ってやつですね。普段ずっと身につけているSmartBandなのでうっかり身につけるのを忘れて外出してしまったなんてことは起きにくいです。充電はお風呂に入る間だけで1日分くらいは十分充電可能です。PCに付属のUSBケーブルで接続して充電します。

歩数に関しては、スマホのセンサーだけでも計測が可能で、SmartBand2が接続されている場合はSmartBand2のセンサーを使うようになっている模様。

スマホのセンサーだとスマホを持ち歩かない限りはカウントされませんが、SmartBand2を身につけていると多少の移動などでも計測されるので一日に歩いた歩数をより正確に計測できるとはず。

睡眠時の状態把握

睡眠状態の表示
睡眠時の状態把握が深い睡眠なのか浅い睡眠なのかの把握を行ってくれます。実はこれがこのSmartBand2を購入した一番の理由だったりします。寝ている時間をかなりしっかりと把握するんですね、寝ている間にふと目が覚めた一瞬なんかも後になってログを見るとしっかり表示されてたりするんでびっくりです。

心拍数計測

ストレス状態表示
心拍数表示
心拍数計測は運動時はもちろんのこと、ストレス状態の把握にも使われている模様。ストレス状態を高、中、低、回復と4つの状態に分類し、どんな感じでストレスにさらされているかのモニターを行えます。またGoogle Fitや他のアプリにもデータを渡す事ができます。ストレス状態は自分ではあまり気が付かないもの。常に身につけている結果としてどんな状況がストレスフルなのか知っておくことも大事。

連続測定モード

通常は10分間に1度2分間連続計測を行うのですが、ランニング中などは常時計測したいもの。そんな時は端末のボタンを2回連続で押すとインジケーターのLEDがオレンジに点滅をはじめ連続計測モードに入ります。解除もボタンを2回押しです。

通知の受信

通知の受信はあらかじめ設定したアプリの通知をSmartBandのバイブで受け取る事が可能です。ただしこの通知はあくまでもOSの通知領域に出てくる物のみ。例えばポケモンGOのポケモンを見つけた際に端末が振動しますが、これは通知領域に出てくるわけではないので、SmartBandのバイブは振動しません。通知をSmartBandに伝えるアプリ単位で選択が可能なので、重要な物だけ伝えるなど設定するのがよいと思います。

また、スマホとの距離が離れて、SmartBand2とスマホの接続が切れた時に3回短い振動で通知してくれます。スマホを家に忘れて出かけてしまう事を防ぐことができます。

ただ、電子レンジなどbluetoothの電波と同じ周波数帯を使っている機器を使うとスマホと近いのに接続が切れて通知が来ることがあります(笑)。

リモコン機能

リモコン設定画面
リモコン機能は「メディアプレイヤーの操作」あるいは「端末の着信音を鳴らす」のどちらかを選択する事が可能です。

メディアプレイヤーの操作では、「再生」「停止」「1つ前」「1つ後」の操作が可能です。SmartBand側面のボタンを1回押して青いLEDが点灯してから、1回タップで再生、もう一度1回タップで停止。タップ受付可能時はインジケーターのLEDが青く3つとも点灯しているので、この点灯中に2回タップで「1つ後」3回タップで「1つ前」となります。惜しいのはボリュームコントロールが出来ない事。

リモコン設定画面2
端末の着信音を鳴らすの方はというと、ボタンを押下後1回タップで着信音を再生。2回タップする、またはスマホの画面の「見つかりました」ボタンをタップすると停止となります。

リモコンで着信音を鳴らした時の画面


目覚まし

目覚まし設定画面
睡眠時の眠りが浅い時を見計らってSmartBandのバイブが動作します。睡眠状態を考慮しての目覚ましになるのでタイミングは指定時刻の前後30分という1時間の幅を持つことになります。この間に眠りが浅くなったタイミングでバイブが振動します。

時間は幅を持って設定しますが、曜日は任意に設定が可能です。

曜日は選んで設定可能


■ここがイイ!

日々の生活を客観的に数値で把握できる

睡眠時間はいつ眠りに落ちたかなんか把握しきれる人って少ないと思うんですが、これを身につけてれば気にすることなく睡眠状況も含めてログを取ってくれます。また他の状態(運動しているだとか、ペアリングしている端末でWebを見ているだとか)もかなり細かくログとしてLifelogアプリが保存してくれます。

■ここがダメ

肌に負担がかかる

付属のベルトが肌に合わないというか、吸水性はまったくないシリコンみたいな素材なので、汗をかきやすい体質の人は肌が荒れるかもしれません。センサーを常時肌に接触させておく必要があるのでややキツめに締めないとならないのです。ほぼ常時身につけているための物なので余計に肌に負担がかかっているのかもしれないです。

LifelogアプリはAndroidスマホ用のみ

おそらくappleのポリシーの影響でLifelogの様にあらゆるアプリの使用履歴にアクセスにいくようなアプリは認可が下りないんだと思います。フルにSmartBand2の機能を使いたいのであればAndroidスマホと連動させる必要があります。

SONYモバイルのページには以下のような記述があります。
LifelogアプリはiOS端末には対応していません。iOS端末をお使いの方はiOS用ホストアプリケーション「SmartBand 2 SWR12」からログデータをご確認ください。
僕はXPERIAユーザーなので、iPhone未対応でも影響受けないんですけど、この手のデバイスはiPhoneユーザーの方が使っているんじゃないかなという印象は間違ってるんですかね?

取り外しが難しい

一度体験してもらわないとわかりにくいのだが、ベルトの溝にバックルについている板状のでっぱりをひっかけて固定する。外すにはさらに締める方向に引っ張ってから、固定具である板状のものを浮かせる必要があるのだが、これが慣れないと難しい。うっかり締めすぎると、さらに一段階締めた状態で固定されてしまうのだ…。

■まとめ

スマホとの接続はbluetoothで行います。NFC対応のスマホであればかざすだけで接続が可能。発売当初は一度接続が切れると、いくらかざしても再接続が上手くいかず、結局電源断から再度ペアリングモードに入って接続をしなおしてましたが、最近は接続が切れても自動的に再接続が上手くいくようになっています。

通知の受信がもっと自由に設定が出来る様になると、使い勝手がさらに広がると思うのですが、SONYの開発したデバイスとのペアリングではなく、Android OSというGoogleの開発した仕組みとセットになるものなので難しいんだと思います。

この手のライフロガーはまだまだ発展途上かなという印象。ただ、電話の着信やメールの受信などの通知はばっちり受け取れるので、特定の用途だけに限って言えば、使い物になります。ライフログを取って何かに活かすというところまでは、まだまだなのかなと。数値で確認できる、それではその先は?っていうのがまだないですね。

新しい物が好きというのであれば、とりあえず触ってみるのはありといったところでしょうか。万人にはまだオススメしにくいかなぁ…。

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