2016/09/06

Vegas Proを使ったタイムラプス動画の作り方


アクションカムでインターバル撮影というモードがあります。間欠的にシャッターを切り続けるやつですね。これでひたすら写真を撮ったものをVegasProを使ってコマ送りのタイムラプス動画に仕上げる方法を説明していきます。

■完成形

GoPro HERO sessionでタイムラプスに掲載されているムービー

■準備する物

  • インターバル撮影で撮影した写真
  • 必要であればBGM素材
  • VegasPro(今回はVer13を使用)

■手順

  1. VegasProでプロジェクトを開始
  2. オプション>ユーザー設定>編集の「新しい静止画像の長さ」を設定
  3. エクスプローラーでムービーにしたい写真をすべて選択し、タイムラインにドラッグ&ドロップ
  4. ファイル>名前を付けて保存でプロジェクトを保存
  5. 新規にプロジェクトを開始、先ほど保存したプロジェクトをファイル>インポート>メディアでインポート
  6. プロジェクトを1つの動画としてタイムラインに配置、トリミングを行いたい場合はここでトリミングを行う
  7. 必要であればBGMとして使用する音源をタイムラインにドラッグ&ドロップ
  8. ファイル>名前を付けてレンダリングでレンダリングを実行

■手順詳細説明

1. VegasProでプロジェクトを開始

普通に動画を編集するときと同じようにプロジェクトを開始します。


2. オプション>ユーザー設定>編集の「新しい静止画像の長さ」を設定

画像1枚の長さを決定

ここで設定した新しい静止画像の長さが追加する写真1枚の長さになります。この例では0.033秒つまり約1/30秒つまり1フレームに設定しています。

撮影した写真は1秒に1枚のペースでインターバル撮影した物なので、30倍速のムービーになるということですね。


3. エクスプローラーでムービーにしたい写真をすべて選択し、タイムラインにドラッグ&ドロップ

ムービーに使う写真をすべて選択する
ドラッグ&ドロップをすることで、VegasProにインポートして、タイムラインに配置するという手順を一度で行う事ができます。写真の枚数が多いとかなり時間がかかります。

静止画像が並んだ状態
この状態だとタイムラインに静止画を並べただけの状態なので、トリミングを行ったりするにはちょっと面倒です。そこでプロジェクトのネスト機能を使います。


4. ファイル>名前を付けて保存でプロジェクトを保存

プロジェクトを適当な名前を付けて保存します。これは閉じてしまって構いません。


5. 新規にプロジェクトを開始して前のプロジェクトをインポート

4.で保存したプロジェクトをファイル>インポート>メディアでインポートすると1つのファイルとしてプロジェクトに取り込むことが出来、タイムラインに配置することが出来ます。これをプロジェクトのネスト(入れ子)といいます。ネストは繰り返す事が出来ますが、あまり繰り返すとVegasProが落ちやすくなるので注意が必要です。ムービーの早送りの際は繰り返す事があります。


6. プロジェクトを1つの動画としてタイムラインに配置

タイムラインに配置したあと、パン&クロップでトリミングが可能です。1つのメディアとして配置されているので1回の操作で終わります。GoPro sessionで撮影した画像サイズが3264x2448で16:9のアスペクト比ではないのでクロップする必要があるので、ここで行います。

インポート先だと1つの動画に見える
最初に画像をドラッグ&ドロップした段階だと写真が無数にタイムラインに並んでおり、1枚1枚すべてクロップしないとならないため、ネストを使ってここで1度で済ませています。ムービーに対してビデオFXなどを使う時もネストしてから行います。


7. BGMとして使用する音源をタイムラインにドラッグ&ドロップ

BGMを追加
BGMをつけるのであればインポートしてタイムラインに配置するか、直接エクスプローラーからドラッグ&ドロップしてください。


8. レンダリング実行して完成

■まとめ

最初に写真だけを配置したプロジェクトは、素材を作成するという感覚でとらえてください。その後新たに作成したプロジェクトでインポートし、編集作業をここで行います。

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